扁桃体。
脳のあまり進化しないで古くからある部位。
太古の大自然の驚異の中で、生き残ることが最重要であった時代では一刻も早く危機状態から脱出することが大事です。
しのごの考えている暇はありません。逃げるか、闘うか?判断し即行動です。
今だって例えば火傷するぐらいの熱いものに触れてしまった時はあっつってすぐ反射的に手を引っ込める必要あります。そんな時に「待て待て。確認しよう。この熱い部分はなんだ?オーブンの金具か。それは熱くて当然だな。私の皮膚、肉は耐えられる温度だろうか?無理だ。つまり現在は危険な状態だ。では考えよう。なぜ触れてしまったのだろう?」など考え続けてしまい手を離すことが後回しになっては大変なことになってしまいます。

即行動です。反射神経的に危険回避です。加えて赤ちゃんのように泣く、意味もなく叫ぶくらい。そして危険についてしっかり覚えておく。これらのことを主に司っているのが扁桃体です。
(続く)