「この人、早くコーチングを受けた方がいいなあ」と思う人がいます。
結構、たくさんいます。
大きく括ってしまうのはいけないとは承知で言いますが「優秀な子」として育ってきた人、常に「合格側」に選択されてきた人、いわゆる「優秀でマジメな良い子」と言われて育ってきた人です。
コーチング、受けた方がいいよなあ…早めに。
かつての私もそうだったよねえ。
「優秀でマジメな良い子」には三つの特徴があります。
(また主語を大きく一括りにしてすみません)
特徴:子供の頃から…
①負荷のない状況は油断・慢心しているよくない状態である
②常に成長し続けていないとだめ
③合格、求められる成績を残す必要がある
(しかもその合格のライン、評価は自分ではなく他人がするのが当たり前)
と思いこみ育ってきていると言う点です。
かつての私もそうだったよねえ(2回目)
上記の①〜③の三つをどこかに放り出し、解放された時に何故か根拠のない恐怖感が込み上げて来るようであればさらに要注意です。
例えば、旅行に出かけても気持ちの切り替えがうまくできずに、初日や二日目くらいまでは「ここで、のんびりしていていいのか?」と妙に心がざわざわして楽しめない人などです。
覚え、ありません?
上記の①〜③が大人になってからの自分に深刻に影響してくる要因が二つあります。
要因の一つ目、子供の頃の課題はこの程度の負荷が良いでしょうと大人が加減してくれている。
でも大人になればなるほどほぼほぼ自分の限界以上の負荷が勝手にやってくる(…か自分で選択してしまう)ことです。
それまで課題とはクリアして当然だった「優秀な良い子」にとって、限界以上の負荷に対してもこれは私が未熟・努力不足だからだ、私が頑張っていないせいだと考えてしまい受け入れることができません。
こう言う場合は教科書的に言うと重要度・緊急度から優先順位を決めて取捨選択し諦めるものは諦める、他の人にお願いするものはすると言うことになるわけですが、そうはなかなか行かないものです。
与えられた仕事はつまり私がこなさなければならない、こなせられるはずの、こなせるだろうなと期待されている課題なのだ。
悪いのは自分だと過剰に自分を責めてしましがちです。
自分は課題はクリアして期待以上の(自分ではなく)他者から評価されないといけないのです。
そうして育ってきました。
「はい!頑張ります」となりますよね。
いつの日か「会社、上司が振ってくる仕事なんてのは、会社の業績や自分達の成績や自分が楽になるために私をうまいこと利用しにきているだけじゃん。やったってやらなくたって給料は変わらないし、パスパス。お疲れーっす」となるまでは続きます。
(続く)
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