あるオーディションに向けたレッスンを見て来ました。レッスン場に1次審査から2次、3次を勝ち抜いて来たファイナリスト約20名がいます。ここで3日間プロからレッスンを受け最終日には中間お披露目会でその成果を発表、そこから2週間後には最終選考会に臨みます。そこで公開で合否が発表されると言う予定です。
ファイナリスト達はレッスン開始早々に先生から詰められます。
事前に課題の動画が送られているのになぜ全部覚えてこないのか?3日後には中間お披露目会でパフォーマンスすると言うことがわかっているのか?
プロとして求められる技術の高さはもちろん、その心構えを叩き込まれます。
私はプロ側としてクールに装っていましたが、見ているだけで胸がギュッとなります。内心では「怖え、私だったら泣きながら毒づいてこの場から出ていくかもしれない」と思っていました。
オーディションのためのファイナリストたちの合宿。
確かに合否は2週間後。最終選考会でのパフォーマンス後に決定し発表されます。とはいえそれは公開での合格者(不合格者)発表というドラマチックで残酷な演目に過ぎないこと、合否は合宿最終日3日後の中間お披露目会でほぼほぼ決定するのだろう、なんならこれまでの2次、3次審査でおおよそは決定されているかもしれない…とはファイナリスト全員がわかっているでしょう(確認はしてませんん)
運命が決まるのは3日後。わかっているのに甘えてしまっている。事前に渡されている歌もダンスも覚えていない。
そんなファイナリスト達に先生は問いかける。
それで準備はいいんですか?本当に合格したいんですか?3日後には自分の人生が決まるんですよ。
自分でできる100までは自分で準備しないと。そうしたら先生達はレッスンで120でも200にまでも仕上げる。全員の最高を引き出してあげたい、全員を受からせてあげたいんですよ。
仮に運良く受かったとしてもこれではプロとしては通用しません。わかりますか?みなさんはプロになるためにここに居るんですよ。
そばにいる私の方が心臓がギュッとして苦しくなります。
プロのエンターティメントとして成立しているのか?ファイナリスト達にかける言葉。私はなるほどなあと考えさせられました。
プロのエンターティメントとして成立しているのか?
自分の見せ方、最高の自分を常に考えろ。表現しろ。
内容を理解してどう届けるか意識しろ。届かなければ意味がない。
全部出せ。本気でだせ。そうしないとウソになる。
うーん、
プロの自覚、考えろ、表現しろ、届けろと言う意識づけとテクニックについての後に「全部出せ。本気でだせ。そうしないとウソになる」
(以上は先生に確認していないので内容、順番そして真意など違っていたらすいません)
言葉は悪いですがエンターティメントという現実ではないこと(ウソ)をいかに本当に届けるかと言うテクニックのあとで「全部出せ。本気でだせ。そうしないとウソになる」…「そうしないとウソになる」
(つづく 写真と本文は関係ないです)
苫米地式コーチング認定コーチの水緒真のブログです。
横浜は元町・中華街で苫米地式コーチングを実施するプロトステラコーチングに所属しています。
主な活動拠点は神奈川、沖縄の石垣島、東京、その他です。
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